樹木希林さんありがとう　名言集

樹木希林さんありがとう

私たちに多くのことを残してくれた樹木希林さん。私たちは、彼女の凛としたところ、物怖じせずはっきりと自分の考えを丁寧に伝える、そしてユーモアを持ち合わせているそんな人間味あふれるところが好きでした。もちろん女優としても。

目次
・樹木希林さんの名言集

樹木希林さんのひととしての魅力に惹かれました。自然体で、強く、ユーモアーも持ち合わせ、表現力や発する言葉が素敵ですよね。

樹木希林さんの名言集

「嫌な話でも、笑うようにするのよ。」

「どれだけ人間が生まれて、合わない環境であっても、そこで出会うものがすべて必然なんだと思って、受け取り方を変えていく。そうすると成熟していくような気がするのよね。それで死に向かっていくのだろうと思う。でも人間ってだらしないから、あんまりいい奥さん、あんまりいい旦那さん、いい子供で楽だと、成熟する暇がないっていうか」

「成年の失敗よりも老人の跋扈（ばっこ）が一番世の中を悪くすると思う。私がある８０のおばあさんにいったら「ばっこってなーに？」「のさばること！」

「自分がいつまでも」っていうことが美しいと思っているなら、この世の中に排除されたらつらいでしょうけど。それが普通だと思っていたら、排除されるっていうことはひとつもいやじゃないわよ」

「井戸のポンプでも、動かしていれば、そのうち水が出てくるでしょう。同じように、面白くなくても、にっこり笑っていると、だんだん嬉しい感情が湧いてくるのよ。」

「籍を入れた責任上、どうするかを考えながらいきたい。」「夫1人だけ奈落の底に落として、自分だけ保身ということはしません。」

「人がうれしかったりした時に、泣くことが多いわね。悔しい、悲しい、で泣いたことはないわね。なんてすてきなことを言うんだっていう時に泣けてくるね。」

「みんなね離婚してね、次にいい人と出会ってるつもりでいるけど、似たようなもんなのね。ただ辛抱が効くようになっただけで」

「自分にとって具体的に不本意なことをしてくる存在を師として先生として受けとめる。受けとめ方を変えることで、すばらしいものに見えてくるんじゃないでしょうか」

「本当は本来、女のもっているタチ（性質）、男がもっているタチがあると思うのね。女が美しくなる適性、男が見事になる適性ってあると思うの。そこをとっぱらっちゃって、どうでも生きられる時代なのかな。」

「自由っていうと格好が良すぎるけど、責任がない、勝手ていう感じかな。この作品の責任を取ろうと思うととても大変なんだけど、責任を取ろうと思わないから、すごく勝手なの。それが結果的に自由に見えるのかも。予定調和にならないというところは、私の生きてきた環境、出会いがそうしたのかな。」

「病を悪、健康を善とするだけなら、こんなつまらない人生はないわよ。」

「自分が生きてきたことが、人様のご迷惑にならないようにと思ってるの。生きていることによって、出すゴミがないようにね。役目を存分に果たしたと思えるように、人生を始末する気持ちで毎日を過ごしてるのよ。新しいものはめったに欲しいと思わないし、家のテレビはいまだにブラウン管なんだから。」

「美しい人はより美しく、そうでない人はそれなりに。」

「靴下でもシャツでも最後は掃除道具として、最後まで使い切る。人間も、十分生きて自分を使い切ったと思えることが、人間冥利に尽きるということだと思う。自分の最後だけは、きちんとシンプルに始末することが最終目標」

「仕事や人生を楽しむ秘訣は、他人と比較しない。世間と比較しないこと。比較すると這い上がれないので。挫折するので。」

「今日、用事があること（きょうよう）を『今日用』と言っているんだけど、神さまがお与えくださった『今日用』に向き合うことが毎日の幸せなのよね。『今日用』をこなす事が、人生を使い切ったという安堵につながるんじゃない」

「内田裕也の全てが、好きです。全てが。」

「わたしは、私」そんな生き方に魅力を感じます。社会、職場、家庭、仲間、どんな世界であっても、自然体で過ごせたら素敵ですね。そうできるのは、自分自身の根底に強い意思を持っていないと環境に流されてしまいますよね。この機会に自分自身と向き合いたいと思いました。樹木希林さんありがとう。

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