HSP? 非HSP? 夫婦のコミュニケーションの取り方
HSPって最近良く耳にするようになりましたよね。繊細さんのことで5人に1人いるそうです。
日常生活の中で、夫としての役割妻としての役割が自然となんとなく決まってしまうことがありますよね。
その役割にお互い納得してるのであれば、コミュニケーションが取れているのであれば問題ないのですが。
気づく気づかないも、男性性と女性性や男性脳と女性脳が異なりますし、また人もそれぞれで異なります。
「なぜ、そんなことも気づかないのか?」「なぜそんなことを気にするのか?」そういった人に対しての疑問は、人の生まれ持った気質のせいだったということもあるそうです。
そこでこんな本を友だちから紹介してもらいました。「繊細さんの本」HSP専門カウンセラー 武田友紀著者
もしかしたら、私ってHSP何じゃないか? もしかしたら非HSPじゃないか?
HSPってなに?(この本書の中ではHSPの人を繊細さん、そうでない人を非繊細さんと読んでいるので、ここから「繊細さん」「非繊細さん」と呼ぶことにします。)
HSPの特性は共感を得ることが難しいため、自己嫌悪を感じたり、周りの人に無理に合わせるので生きづらさを感じやすい性質です。
HSP(highly sensitive person)という気質を持った人は5人に1人いるそうです。非常に感受性が強く、敏感な気質を持った人なのです。
・場や人の空気に敏感に感じ取るため、読み取る能力があります。
・物音、光、身につけるもの、気候の変化など、目に見えないエネルギーに対してもとても敏感なのです。
・周りの人の雰囲気を読み取り、合わせてしまう特性も。
・周りの人のネガティブなことにすぐ反応してしまい、疲れやすいのです。
・相手が気を悪くすると思うと断れず、自分を責めてしまいやすい。など。
ここでは、夫婦関係について、繊細さんの特性も踏まえてお伝えできたらと思っています。
人はそれぞれ気質が違います。どのように夫婦のコミュニケーションを取るのか?
やはりお互いの特性や気質などを理解し合わないとすれ違いが起きてしまう可能性があります。
非繊細さんも「ここは繊細だけどそこは非繊細だよね」ってこともあります。お互いが心地の良いコミュニケーションを取れるように話し合って、尊重し合うことが鍵となるでしょう。
日頃の夫婦のコミュニケーション
私たちのいくつかのブログでは、「ありのままのパートナーを受け入れよう」と伝えています。するとお互い真の自分を見せることができるのです。
自分の気持ちや意思を伝えられる夫婦関係は良いものです。夫婦は本当はサポートしあえる仲なのですよね。
夫婦はお互いの特性を受け入れないと成り立ちませんから。
先程の話からすると、どちらも繊細さんでなくても、どちらかが繊細でどちらかが非繊細の場合でも夫婦がその相手の特性を受け入れ、理解することで日頃の夫婦関係に光が見えてくるのではないかと思います。
お互いに居心地のいい空間の立場でいたいですよね。
日常生活において、非繊細さんが食事後の片付け食器を洗ってくれたけど、フライパン残ってる…。繊細な私は、「なんで、お皿洗うついでに、フライパン洗ってくれないのだろう?」と。その時よく気がつく繊細さんは「周りを見て洗い忘れているものはないか確認するでしょ、普通」と腹を立てたり、「嫌味かしら?」と変なふうに思ったりします。
また、繊細の私は、仕事のことで思案中に、非繊細さんに「仕事帰りに牛乳と卵買ってきて!」と言われたことに対してイラっとした。買ってきたら「メーカーが違うよ!」と言われても、「疲れて帰ってきたのだから表情みてわからない?」と思う。
仕事で何か問題があったときなど、非繊細さんが漂わせる空気に気づいて繊細さんも影響され気分が沈んでしまいます。言いたいことがあっても相手の雰囲気を読み取る力があるので言わずに我慢してしまうことも。
このように繊細さんは自然に気づいてしまう人なのです。その積み重ねはきついですよね。また、非繊細さんの言動が理解できないこともあるのです。
夫婦関係はこのように思い込みで相手に文句を言っても悪くなるだけですし、非繊細さんにすれば「なんで怒ってるの?」「いいじゃん、それくらい」ということになってしまいます。
また、繊細さんは鋭いので、なぜ?と相手に聞く前にこう考えているんだろう。と推測してしまう傾向にあります。
ですが、相手に伝えたりコミュニケーションや話し合いにより相手の本質が理解できます。「気が付かないんだ」とか「表情や雰囲気を読み取れないんだ」「感じ方が違うのだ」とわかります。
ならば察してもらうより、日頃から言葉で伝えることが大切になってきます。お互い理解し合っていれば、夫婦でコミュニケーションを高めていくことができますよね。
また、お互いの好きなことや趣味、決断したことを信用する関係性は、お互いが尊重し合うことで受け入れやすくなるのでしょう。
そして、相手に促されてしてみたことが自分自身も気に入る場合もあります。そうでない場合でも自分を知ることができます。
まずはお互いの性質を知る話をしましょう。
やりたくないことはきちんと断ることも必要
もし相手のためだと我慢していることがあったら、きちんと理由を伝えて断りましょう。
例えば、相手の友達夫婦とキャンプへ二泊三日で行くとします。繊細さんはパートナーのためにコミュニケーションを取らなければと参加します。
ですが、いつも後悔しドッと疲れてしまいます。繊細さんは、友人たちに気を配りすぎて、1人ぽつんと寂しそうにしている人に声をかけたり、コップが空になっている人に飲み物を注いだり、食事を取り分けたり、それぞれの気分や声のトーンでその人の感情に気づいてしまったりと、気が休まることがないのです。
また、誰かの一言で落ち込んだりと。繊細さんは、いい人を続けてしまうのです。
このやりたくないことをずっと続けていると、夫婦仲までも最悪な関係になる可能性も。
やりたくないことは、相手にちゃんと伝えないとわからないことがほとんどです。
相手の友人はいい人だけど、「私は人の感情や表情に敏感ですぐ気づいてしまい影響されやすい。疲れしてしまう。」「時々参加するならいいよ」とか「日帰りのときだけ一緒に行くね」や「友人との距離感を調整することが難しいのでそういう場は苦手だな」など、パートナーに理解してもらうように話しておくと夫婦関係がこじれることがないのではないかと思います。
その際、伝えられた方は事情をちゃんと聞かずに反論しないよう気をつけましょう!お互いが理解し合うための話し合いなのですから。
お互いの領域を大切に保つことも夫婦関係にはとても必要なことです。
夫婦は気持ちを伝え合わないとわからない
繊細さんは、自分自身の感覚で「きっとこう言いたいのだ」「ああ、効率を重視したい人だからこのようなやり方をしてもらいたいのだ」と相手のしてほしいことが読み取れるのです。しかし「どんな感情なのか?」まではわかりません。
また非繊細さんも、相手を理解しようとする歩み寄りは必要ですよね。
夫婦といえど、人の感情までは誰もわかりませんから、だから夫婦関係にはコミュニケーションが必要なのです。
お互いの気質を理解し合えていれば配慮できますし、気を使わず伝えられます。例えば、相手がイライラしていたら「何かあった?」と声をかけたり、またはそっとしておいてあげたり、聞き役に回るったり気遣いができます。相手が居心地の良いように、また気持ちを伝えやすい空間を作ってあげるなど、思いやりのある夫婦関係を創ることもできますよね。
人は自分自身に負い目があると、特に繊細さんは「私が家事を手伝わないから、イライラしてるのかも」「私が余計なことしてしまったから、ため息ついてるのかしら」など思い込んでしまいます。負い目の感情は、「自分のせいかも」と思いがちになってしまいます。
ぜひ夫婦の間ではお互い伝えやすいような態度で接してくださいね。
自分だけがんばらないこと
繊細さんは、人に頼ることが苦手です。
なぜかと言うと相手の状況や立場に配慮してしまうので、伝えるタイミングがわからないことも。「今言ってもいいか」「今話していいか」など相手を気遣ってしまいます。
ですが、結婚生活は自分だけがんばっても成り立ちませんよね。夫婦で協力し合う関係が結婚生活ですね。
家庭は夫婦で創っていくものです。自分自身の悩みや落ち込みなど問題でも話を聞いてもらうことや甘えることもお互いさまです。頼ったり頼られたり、支え合う関係が良好な夫婦関係を創るのです。
「今話してもいい?」「これお願いしてもいい?」と伝え方を配慮すればいいのです。
そして一言「ありがとう」と伝えればお互い気持ちよく過ごせますよね。
夫婦の間では、協力し合う環境を作っておくことです。
話す時間がないようなら、メッセージなどで伝えるのもいいでしょう。
あなたのためにしてあげているのに
特に繊細さんはすぐに気がつき、先が読めるので手伝ってしまいます。ですが良かれと思ってしたことが報われないことがあります。
「あなたのためにしてあげたのに…」見返りを期待しているのでしょうか。
手を出す前に相手がしてほしいことなのか聞いてみる、または頼まれたら手伝うが一番いいのですが、あなたのために手助けをしていると思い、頼まれてもいないのに手伝ってしまう。そして自分のことは後回しになり、いつか爆発してしまいます。
その怒りは、きっと「私はあなたのために、いろんなことを我慢してきた」と相手のせいにしてしまう可能性も。
やはり、夫婦は日頃からコミュニケーションを取っているか取っていないかでも、この「あなたのために」が良い方にも悪い方にもいってしまうので、必ず、確認して相手の言動を尊重することも大切ですよ。
察したことが違っていることもあります
繊細さんは、とても敏感な人なので察することができますが、その察したことが違うこともあります。
先程の良かれと思ってしたことが、報われないこともそうですが、実は相手の要望とは違うことがあるということです。
人対人は、伝えなければわかりませんよね。
それぞれ、好きなこと嫌なこと、心地良いこと悪いこと、気づくこと気づかないことを自分自身の分析をし、まとまったらお互いに伝えること。
やりたいこと、嫌なこと、してほしいことなど。また、もし相手が理解していないときでも「私はこう思う」というあなたの考えを伝える。
本音を言える夫婦仲は、強い絆が生まれることでしょう。
夫婦ふたり、それぞれが一歩一歩成長したいという気持ちであれば、二人の関係も成長しますから繊細さんでも非繊細さんでもお互い足りない所を補い合うことができます。
もちろん、お互い理解し合えていたら察することができますが、察してもらって助かったことは「ありがとう」と伝えましょうね。
夫婦の仲にも礼儀ありですから。
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最初のページで「夫婦は自然と役割分担が決まってしまう」と書いているのですが、夫婦が日頃からコミュニケーションを取り、お互いを知り、お互いが気持ちをきちんと伝えていると、お互いの性質をわかり合っているのでストレスは感じにくくなりますよね。もちろん、役割分担にお互いが納得している状態です。
理解し合っている夫婦は変なことでも言えちゃう仲なんですって。とてもいい関係ですよね。
いい関係の夫婦は、それぞれ持ち前の良いところを発揮できるようにサポートし合えます。また、引き出し合うこともできます。
良い夫婦関係はお互い「個」を大事にし、その大事にしていることをシェアし合い、お互いの領域を大切にすることで成り立ちます。
夫婦関係でお互いが本当の自分を出すことができれば、その場所は居心地のいい、リラックスできる場所になるのです。
そして自分自身のココロに聞いてみましょう。「したいのか?したくないのか?」(相手の気持ちがわかるがゆえに)合わせていないか?と。
自分の本心を抑えて相手に合わせていると自分自身を見失うことになってしまいますので強い意志を持ってくださいね。
人生において別れと出会いがあります。考え方や価値観などの変化で、去っていく人もいれば、長く友達でいる人も。お互いの本心を出している同士は、ずっと長く付き合うことができます。自分自身の良いところ、素敵なところを知っていてくれます。
また、あなた自身も相手の良いところや素敵なところを知っているから長くお付き合いできるのですよね。
ですから、断ることも大切なのです。自分が自然体でいられる場所を作ってくださいね。
夫婦はお互いが尊重し合う関係です。だから夫婦はニコイチなのです。お互い、相手にとって心地良い存在でいてください。では夫婦ふたりで絆を深めていきましょう。
ちなみに「繊細さん」の本 HSP専門カウンセラー 武田友紀著者 の繊細さん診断テストをしてみましたが、23個の中で、「はい」が12個以上が繊細さんなのですが、私はたったの2個・・・^^; 夫は8個^^;
二人で非繊細さんでした。繊細だと思っていたのに〜(汗)
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